今年度2回目のすくすくサロンを9月1日に開催しました。

今回は子どもの発達に関わるお仕事に長年携わっている公認心理師・臨床発達心理士の齊藤祐子さんをお招きし

『こどもの一般的な発達過程とさまざまな行動の意味を考えてみる』

というテーマでお話をしていただきました。

参加された保護者の方もメモを取りながら真剣に話に耳を傾けていました。

前半は保護者の方からよく聞かれる質問に１つ１つ丁寧にわかりやすく答えていただきました。

その中で共通してお話されていたことは、

・困った言動にも子どもなりの理由があることため、観察して一緒に考えてみることが大切

・困った言動も親と一緒にいるうちに支えてもらいながら一緒に悩むことは子どもにとっては必要なこと

・同じ子でも環境によって適応できること、できないことがあるため総合的に診てあげることが必要

ということでした。

ただ…とはいっても、

お母さん、お父さんも1人の人間。

イライラしたり、混乱したりすることがあるのも自然なこと。

そういう時には、第三者に相談して客観的に整理してもらうことも必要なこと。

ということも話されていました。

参加された保護者の方も

・子どもの困ったところについて相談してみようと思えました

・子どもと一緒に腹を立てたり、混乱したりということを実行してみようと思いました。

といった感想を持たれていました。

私達スタッフもそんな保護者の悩みを一緒に考えていければと思っています。

後半は、今回は専門職としてではなく、祐子さんの子育てについての様々な経験も話していただきました。

お母さん達には共感できる話が多く、何度も深く頷かれている方が多かったことが印象的でした。

時に笑いを交えながら、様々なお話を聞くことができ、スタッフとしても楽しく学ぶことができたいい時間となりました。

次回は10月20日に開催を予定しています。