2020/01/29
児童発達支援事業所の仕組み
Q児童発達支援事業所ってなんですか?
発達に何らかの心配のあるお子さんに対して療育を行っていく施設です。
跳び箱や鉄棒などの運動に特化したポーツ教室のような事業所、
曜日によって英語やリトミック、クッキングなどを行う事業所、
小集団で遊ぶことをメインにしている事業所など、様々な形があります。
りとるらびっとは、個別療育を重視している事業所です。スタッフは心理士が中心です。
Q通所支援受給者証ってなんですか?
児童発達支援事業所を利用するためには、通所支援受給者証が必要です。
区役所の障がい福祉課で申し込みを行い、申請のための書類を用意して申請します。
保健センターの検診でさっぽや病院への紹介状がある方は申請書類を用意するだけで申請可能ですが、
それ以外の方は病院(子どもの発達障害を診ることが出来る病院)を
受診して医師に意見書を出してもらうことが必要な場合があります。
また申請書類の作成については、相談支援事業所を利用して作成する場合や
ご両親が作成する場合があります(下記の図参照)。
詳しくは区役所の障がい福祉課、または児童発達支援事業所へ見学に行かれた際におたずねください。
Q通所支援受給者証を取ったら、園や学校に連絡が行ったりしますか?
通所支援受給者証を取ることで、幼稚園や保育園、小学校などに連絡が行くなど、
不利益になるようなことはありません。
また、現在未就学のお子さんが小学校へ就学する際にも、ご両親の承諾なくご連絡することはありません。
お子さんを理解して成長を応援する場所が増えることは、
お子さんの成長にとってとてもいい効果があると思います。
不安になりすぎず、まずはお気軽に見学にいらしてください。
Q見学したら、通わないといけないんですか?
見学だけでも、もちろんかまいません。
様々な事業所があるので、通い始める時には少なくとも3か所程度の事業所を
見学をしてから決められることをお勧めします。
見学時のお子さんの様子やスタッフがお子さんや他の子へどのように対応するのか、
全体的な雰囲気や部屋の広さなどはどうなのかなど、
ホームページを見るだけでは分からないことが、見学に行くことでよく見えてくると思います。
見学は通所支援受給者証をお持ちではない方でも可能です。お気軽にお問い合わせください。
Q通うのにはどのくらいの費用が必要ですか?
障害児通所給付費として料金がかかります。
9割は札幌市が負担し、利用者の方のご負担は1割となっています。
りとるらびっとの1回の利用料金は1100円程度で、その他の料金は頂いておりません。
ただし、通所支援受給者証には利用者負担上限月額が記載されており、その金額までのお支払いとなります。
この金額は世帯収入の額によって決められています。
例えば、上限額が4600円の家庭では、10回通っても支払うのは4600円です。
2回の利用の場合は上限額までいかないので、2200円程度のお支払いとなります。
他の事業所の利用料も含めた金額となるため、複数の事業所を利用されている場合でも、
合計のお支払いが4600円までとなります。
また、幼児教育・保育の無償化制度の適用年齢のお子さんは、事業所の利用料金も無償となっております。