2020/01/29
りとるらびっとの療育について①ー個別から小集団へー
Q友達との関わりが心配なので、小集団を希望したいのですが
A:お子さんが生まれて初めて出会う他者は“お母さん”や“お父さん”といった家族です。
その家族の中で人との関わりを学びながら、幼稚園や保育園といった集団生活の場に生活の場を広げていきます。
人とうまく関われないお子さんは、この集団生活でつまずくことが多いようです。
お子さんの視点から見ると、集団生活や他の子は“何をするか分からなくて怖い”
“自分の気持ちややりたいことを分かってくれない”と感じていることが多いように思います。
そういったお子さんには、集団よりもさらに小さい個別という環境の中で、
安心できて分かってくれるけど家族ではない大人と遊ぶことは、
“人への興味”を育てる大切なステップと考えられます。
また、他の子との関わりの練習が必要なお子さんには、小集団のグループだけでなく、“合同個別”の形もあります。
グループセラピーよりももっと少ない人数の中で、大人からの仲介や橋渡しがしっかりとある中で、
他の子と関わる状況は“一緒に遊ぶって楽しい”という経験を確実に積み上げ、
人と関わりたいという意欲を育てていきます。