2024/10/25
すくすくサロン開催(2024年度③)
2024年度第3回すくすくサロンを10月17日に開催しました。
今回も前回同様、講師として北海道教育大学の斎藤真善先生をお招きしました。
今回は前半に3グループに分かれて、保護者同士で『子どもとの関わりで困っていること』について話し合い、後半に全員で集まって話した内容をシェアしながら、斎藤先生にコメントをいただくという形で行いました。
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前半のグループでの話し合いは当初予定した25分間を過ぎても、みなさん熱心に話し合いをされており、色々な意見が飛び交っていました。
各グループでは、以下のような話が出てきていました。
・やってほしいことがある時に伝えても気になることに気持ちが向いてしまうことがある。どう伝えたらやってくれるのか知りたい。何度も伝えてMoは結局怒ってしまう…。
・癇癪になった時に、何を伝えても落ち着かない。癇癪の時間を短くするためにはどうしたらいいのか?
・問題行動(他害、奇声、唾吐きなど)を外出先でどう対応したらいいか?
・発語が少ない、クレーン、指差しや指さしがうまく出ない時に子どもからの要求をうまく大人が受け止めてあげられない時に何かは伝わっているよという姿勢を持って関わってあげたい。
・癇癪の出方が男の子はMoに体当たりをすることで要求、女の子は悲しくて泣いたり怒っていると睨みつけたりしてくる。癇癪の後にFB(あの時何が悪かったかわかる?)が必要なのか必要じゃないのか?
・何かをする時に注意が逸れてしまい、朝の支度が進まない。来年小学校へ行くので不安。色々工夫はしているが、なかなか支度が進まない…。
どの話題もみなさんとても共感できる内容で、別のグループから上がった話題に対しても、大きく頷きながら聞いている方が多かったです。
それぞれの内容に対して、斎藤先生から“子ども視点からするとどう考えられるか”といったという話を中心にコメントいただきました。
普段あまり考えない視点からのお話に目からうろこという感想も聞かれました。
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今回すくすくサロンでは、初の取り組みだった保護者同士の交流についても、
・皆さんの困り事や悩みが、自分達だけではないということを再認識できました。
・当事者同士で話せることがとても嬉しかったです。
・他の方の話を聞いて共感できる部分が多々あり、自分だけじゃないんだと思えました。
という感想があがっていました。
スタッフもグループに一緒に入って参加はしていましたが、保護者の方同士で色々意見を出し合いながら、共感したり悩んだり、励まし合ったりしている姿はとても印象的でした。
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今年度のすくすくサロンは、今回で終了です。
来年度も保護者の方と一緒に子ども達について考える学びの機会として、すくすくサロンは継続していきたいと思っています。
また、保護者同士で話をする機会として『保護者の方のお話グループ』を少しずつ開始していきたいなと考えております。