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依存症外来について
依存症についての家族相談
お酒、パチンコ、買い物などが止められない家族がいる。そのために、本人の生活も仕事も人間関係にも支障を来している。止めるように何度も説得したのにまた同じ事を繰り返す。本人は相談窓口や病院に行こうともしないし、そもそもこんな事をどこに相談したら良いのか分からない。
「これは依存症っていうこと?」
「依存性は病気というけど、結局、本人の気持ち次第でしょう?」
「依存症から抜け出すために家族は何をしたらいいのだろうか?」
「家族がしてはいけないこともあるのだろうか?」 などなど…
こんなご相談をお受けします。
・ご本人が来院される場合は、通常の診察となります。
・ご家族のみのご相談の場合
時 間:1時間程度
相談料:1万円(保険診療の適用にならないため、実費となります)
※ご家族のみの相談の場合は、薬の処方ができません。予めご了承ください。
*依存症とは
生活や健康への支障や弊害が生じていることを分かっているのに、その物質の使用やその行為を行うことが止められなくなっている状態のことです。
*依存症の種類
1.物質依存:お酒、覚醒剤・大麻など違法薬物、睡眠剤などの処方薬、咳止めなどの市販薬
2.行動依存:パチンコ・スロットなどのギャンブル、買い物、ゲーム・ネットなど
その他 自覚があるのに自分の意志でやめられないDV、虐待、過食なども、依存症と同質の問題があります。
田辺等先生のご紹介
1977年 北海道大学医学部卒業後、北大病院、北海道立緑ケ丘病院で精神科医療に従事
1990年 北海道立精神保健福祉センターに着任。カウンセリング、集団精神療法の専門家として部長を歴任
2005年~2017年3月 同センター所長
2017年~2022年3月 北星学園大学 社会福祉学部 教授
2023年現在 一般社団法人 日本集団精神療法学会 理事長、北海道精神保健協会 会長
【主な著書】
・単著
「ギャンブル依存症」(NHK出版)、「精神保健相談のすすめ方Q&A」(金剛出版)
・共著
「心病む人への理解」(星和書店)、「精神療法マニュアル」(臨床精神医学第41巻増刊号、分担執筆)
「依存と嗜癖」(2013、医学書院)、「集団精神療法の実践事例30」(創元社)など。
・エッセイ
「住まいとこころ」(NHK教育テレビテキスト)「DIY入門―住まい自分流」に2007年度連載
「ギャンブル症の回復支援―アディクションへのグループの活用」(日本評論社)2022年4月発刊
【社会における活動】
・日本精神神経学会専門医、精神保健指定医
・日本集団精神療法学会理事長(2021年~)
・第22回日本集団精神療法学会大会長(2005年)
・第56回日本病院・地域精神医学会大会長(2013年)
・全国精神保健福祉センター長会会長(2013~2015年)
・厚生労働科学研究(2010~2013年)
「様々な依存症における医療・福祉の回復プログラムの策定に関する研究」研究班員
「依存症者に対する医療および回復支援に関する検討会」委員 など